書評:
『サンデー毎日』で、食書評コラムを隔週連載中。
第52回は、野村友里『Tokyo Eatrip』(講談社刊)です (Click!) 
東京にある、およそ60軒の食べもの飲みもの屋さんが紹介されている本です。私が行ったことのあるのはそのうちの1/4。その数を、多いととるか、少ないととるか。ただ、ここで生まれ育った野村友里さんの東京と、26歳でひょいと出てきた私の東京の地図に、1/4ばかり重なるところがあるのだと捉えると、その重なりの面積はとても広いようにも思えてきます。
5年半ぶりに台東区に戻ってきました。

新連載:
画家・牧野伊三夫さんが発行する美術誌『四月と十月』で「玩具」と題したコラムの連載がはじまりました (Click!) 。主に郷土玩具レポートを書いていくつもりです。第1回でとりあげたのは、浅草でつくられる縁起物、今戸焼です。


コーヒー:
月刊誌『dancyu』5月号に「珈琲と台東区」と題した記事を寄稿しました (Click!) 。東京23区で最も小さな台東区の南端から北上しながら、鳥越『蕪木』、観音裏『チョコレイトジーザス』、日本堤『バッハ』の3軒を軸にして書きました。

雑誌『Hanako』の「もっと!ひみつの京都」特集号(No.1154)で、京都らしい喫茶店×3軒『フランソア』『六曜社地下店』『WIFE&HUSBAND』を紹介しております。


取材(受):
月刊誌『天然生活』6月号の特集「暮らしの定番」 (Click!) の中の「愛する道具について、お話ししたいこと」というページで、ちくま文庫「文庫手帳」 (Click!) を紹介しました。2004年から14年間使っています。


書評:
4月15日(日)付の産経新聞書評欄に、千葉由香『小田原遊郭随想録』(カストリ出版刊)の書評が掲載されました (Click!) 

4月22日(日)付の下野新聞書評欄に『佐野洋子の「なに食ってんだ」』(NHK出版刊)の書評が掲載されました。

『サンデー毎日』で、食書評コラムを隔週連載中。
第50回は、五十嵐泰正『原発事故と「食」』(中公新書)です (Click!) 。2011年から今まで、福島県産の食べものがどんな風に扱われてきたか、情緒に寄りすぎず、しかし冷ややかではない視点をもって振り返ることのできる本はこれがはじめてだと思います。
第51回は、高山なおみ『たべもの九十九』(平凡社刊)です (Click!) 。高山なおみさんの文章とは20年来の付き合いになります。新刊が出る度に買い求めてきて、そして思うのは『たべもの九十九』はこれまでで最も内省的な本だということ。
引越しの春です。2年続いた福島通いが一段落し、東京は台東区に落ち着くであろう雲行き。

書評:
『サンデー毎日』で食書評コラムを隔週連載中。
第48回は、動物擬人化漫画の傑作!週刊少年チャンピオンに連載中の、板垣巴留『BEASTARS』(秋田書店刊)をとりあげました (Click!) 。性別、見かけ、体の大小だけではなくて、なにを食べるかによって、社会は分断されている。
第49回は、『あんこの本』姜尚美(文春文庫)です (Click!) 。どうにも腹の底が弱っていて、でもなにかしら口にしたいときのお汁粉、やや復調しつつある段階での、ふわっとしたどらやきなどなど、あんこに助けられる局面は少なくない。

3月4日付の産経新聞書評欄に、五十嵐泰正『原発事故と「食」』(中公新書)の書評を寄稿しました (Click!) 
今年もまた舞い散りはじめた杉花粉を目と鼻でキャッチ、ザイザルで蓋をする。

書評:
『サンデー毎日』で書評コラムを隔週連載中。
第46回は『シードルの事典』小野司/監修(誠文堂新光社刊)です (Click!) 
シードルの生産&消費量世界一はイギリスで、日本では、りんごの生産量一位は青森県だけど、シードルの生産量は長野県のほうが多いそうです。
第47回は、新装版『巷の美食家』開高健(ハルキ文庫)です (Click!) 
昨年末、開高健の食エッセイ集『巷の美食家』と『食の王様』が2冊同時に復刊されました。どちらにも繰り返し登場する事柄は、山菜のほろ苦さ、おいしいお酒は限りなく水に近いこと、そして「肉体の疲れは糖分で癒される。心の疲れは酒精を求める」ということ。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

月刊誌『dancyu』2月号 (Click!) に、コーヒーミルで蕎麦の実を挽くところからはじめるそばがきのこしらえかたについての記事を書きました。教えてくれたのは月島『由庵 矢もり』さん。


書評:
『サンデー毎日』で書評コラムを隔週連載中。
第44回は『焼肉大学』鄭大聲(ちくま文庫)をとりあげました (Click!) 。焼肉、しばらく行ってない。昨秋の、サキさん主催のカープ祝勝会以来、ご無沙汰。けれどこの本を読むと、意外にも、お肉よりもむしろキムチやユッケジャンを食べたくなります。
第45回は『神戸とコーヒー 港からはじまる物語』(神戸新聞総合出版センター刊)です (Click!) 。「大衆喫茶」という呼称が戦前の神戸にすでにあったなんて知りませんでした。膨大な資料を活かしてコーヒーの昔と今を繋げた力作です。

栃木の地元紙、下野新聞で、書評コラムをひと月半に一度くらいのペースで連載中。
1月28日付の書評欄では、南陀楼綾繁『編む人』(ビレッジプレス刊)を選びました。

1月28日付の産経新聞書評欄に『秋田犬』宮沢輝夫(文春新書)書評を書きました (Click!) 
今年も、どうも有難うございました。来年も、ぜひとも、どうぞよろしくお願いいたします。


書評:
『サンデー毎日』で書評コラムを隔週連載中。
第42回は、長田弘『食卓一期一会』(角川春樹事務所)をとりあげました (Click!) 。30年ぶりの復刊! 長田さんは福島市出身で、生前の蔵書は県立図書館に所蔵されているとのこと (Click!) 
第43回は『NYの「食べる」を支える人々』アイナ・イエロフ(フィルムアート社刊)です (Click!) 。十代半ばの頃に愛聴していた渡辺美里の「冷たいミルク」の歌詞にえがかれた世界、行ったこともないNYの街を立体的に胸中に立ち上がらせてくれる本です。わくわくします。
新刊『キムラ食堂のメニュー』中公文庫より発売中です。文庫オリジナルです (Click!) 。720円(+税)也。
電子書籍でも読めます (Click!) 
女が書く食エッセイというと、はなやかな食べ歩きや子供たちとのやりとりなどの題材が王道ではありますが、「ハレ」ではなく「ケ」の食堂風景や、夫とふたり暮らしの食卓の話もきっと誰かの琴線に触れるはずだと思って出した一冊です。


エッセイ:
週刊誌『an・an』(マガジンハウス)11月8日号は手土産特集。「手みやげアレコレ帖」というページで『銀座ウエスト』のリーフパイ、『とらや』のようかん「夜の梅」について書きました。

月刊誌『dancyu』12月号は日本ワイン特集。その中に「長野“千曲川ワインバレー”一泊二日」と題した記事を書きました。四十路を越えてからワインづくりを志した人たちの、当時の未来予想図が見事に現実のものとなった様を目にし、今からでもやればできるんだな、と思いもし。


書評:
『サンデー毎日』で書評コラムを隔週連載中。
第40回は、岡村稔久『日本人ときのこ』(ヤマケイ新書)をとりあげました (Click!) 。きのこといえば、居酒屋の男女共用トイレの壁にしばしば掲示されているあの標語というか、狂歌をつい思い出してしまう私。そう、「急ぐとも心静かに手を添えて外にこぼすな松茸の露」です。
第41回は、旦部幸博『珈琲の世界史』(講談社現代新書)です (Click!) 。読後に得られる感覚は、たとえるならば、常日頃必要としている工具とたまに使う遊び道具、その全てがきっちりと整頓された道具箱を開けてみたときのような清々しさ。
新刊『キムラ食堂のメニュー』中公文庫より、文庫オリジナルとして発売されました (Click!) 。720円(+税)です。どうぞ、お見知り置きを。


書評:
週刊誌『サンデー毎日』にて、書評コラム「食べて、飲んで、読む」隔週連載中。
第37回は、小菅桂子『にっぽん洋食物語大全』(ちくま文庫)を選びました (Click!) 。紙幅が足りませんでしたが「西洋野菜指南」という章もとても読み応えがあります。
第38回は、パンラボの池田浩明さんが編集した『パンソロジー』(平凡社刊)を選びました (Click!) 。柔らかいだけではないパンの話を集めているところがとても池田さんらしい。
第39回は、『盛りつけエブリデイ』植木俊裕(KADOKAWA刊)を選びました。 (Click!) 盛り付け=服の着こなしと通ずるところがあるんだなと思わせられる。例えば、色合わせとか、差し色を入れるとか、つやを出すとか。地味だねと言われてしまうのと、要素を盛り込みすぎて散漫になるのとのあいだを上手く狙うのは、難しい。

栃木の地元紙、下野新聞で、書評コラムをひと月半に一度くらいのペースで連載中。
10月29日付の紙面で選んだのは、澤井悦郎 @manboumuseum 『マンボウのひみつ』(岩波ジュニア新書)。この連載は見出しも自分でつけることになっていまして、今回は「マンボウ食べてみよう」としました。そう、実はマンボウは観賞用ではなくて「おもにアジア圏で食され、特に日本と台湾は最大の市場」とあります。私がはじめて食べたのは10年ほど前、岩手の居酒屋にて。
10月下旬、CSファイナルステージ真っ最中に、新刊『キムラ食堂のメニュー』が中公文庫より刊行されます。食エッセイ集です。

ラジオ:
文化放送『編集長稲垣吾郎』 (Click!) に電話出演し、コッペパンよもやま話をしました。
ちなみに、番組中でふれた拙著『コッペパンの本』の目次はこちらです (Click!) 


コメント:
ムック『関西から行く日帰り&1泊二日2おいしい旅』(京阪神エルマガジン社刊) (Click!) の小特集「うまい旅ごはんメモリーズ」で、姫路駅前のラーメンを短めに紹介しました。旅情そそられるページ多数。行ってみたいと長らく思っている小豆島のコッペパン専門店『MORIKUNI BAKERY』も載っていました。

暮らし上手特別編集『Kurashi』vol.1(エイ出版社刊)の「わたしが“モノ”と出合う場所」で、荻窪の書店『Title』を紹介しました (Click!) 。『Title』には、私が発行しているお酒ミニコミ『のんべえ春秋』も置いてもらっています。


書評:
週刊誌『サンデー毎日』にて、書評コラム「食べて、飲んで、読む」隔週連載中。
第35回は、鈴木めぐみ編『料理書のデザイン いま知っておきたい100冊』(誠文堂新光社刊)をとりあげました (Click!) 。ここ十数年の装丁界の流行がよく分かる一冊でもあります。
第36回は、滝口悠生『茄子の輝き』(新潮社刊)を選びました。餃子そして宇都宮の餃子像が登場するシーンが、ぐっとくる (Click!) 
話中に登場するわけではありませんが、宇都宮『みんみん』の餃子は冷凍庫に欠かさない私。ちなみに福島だったら飯坂『おがた』がお薦めとはサキさんの談。

栃木の地元紙、下野新聞で、書評コラムをひと月半に一度くらいのペースで連載中。
9月17日付の紙面で選んだのは、水野仁輔『幻の黒船カレーを追え』(小学館刊)。「世界中にカレーと呼ばれる料理はあるが、カレー文化があるわけではない」と水野さんは書いています。カレー文化にどっぷり浸れるというのは、実は日本ならではの幸せなのだなあ。
画家・マメイケダさんの個展「東京と」はじまりました。福永信さん、高山なおみさん、そして私が書いた文章を、マメさんが絵にしました。北千住『オキーフ』にて (Click!) 。会期は9月12日迄。

書評:
週刊誌『サンデー毎日』にて、書評コラム「食べて、飲んで、読む」隔週連載中。
第33回は、仲村清司、藤井誠二、普久原朝充『肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメ』(双葉社刊)を選びました (Click!) 。沖縄では豚肉がどんな風に食べられているか、よく分かる本です。
第34回は、松永和紀『効かない健康食品 危ない自然・天然』(光文社新書) (Click!) 
「もっともらしいエピソード、逸話は、出所を確認しよう」との一文があるページに付箋を貼る。

栃木の地元紙、下野新聞で、書評コラムをひと月半に一度くらいのペースで連載中。
8月6日付の紙面では、内沼晋太郎・綾女欣伸『本の未来を探す旅 ソウル』(朝日出版社)を紹介しました (Click!) 。勢いのある人たちが数多登場する、やる気の出る本です。「あまりにも書店や出版社が潰れまくって、業界全体が一度”終わった”わけなので、今は生き残った者同士が頑張ろうと言い合うしかない状況なんです」ここは必ずや引用したかった。

8月20日付の毎日新聞のコラム「昨日読んだ文庫」に、山際淳司『スローカーブを、もう一球』を手に取るきっかけからはじまる短いエッセイを寄稿しました (Click!) 。『のんべえ春秋』に載せている酒器のつくり手を訪ねるルポは、この本を読んだから書けたんだよな、とも思い返しつつ。

雑誌『クロワッサン』956号に、山高登『東京の編集者』(夏葉社刊)の書評を寄稿しました。
東京と福島を行き来する生活も1年半を過ぎ「東京らしさ」を再確認しています。鳩が多い。活き活きとひとりで歩いている女の人が多い。「雑踏の中の孤独」という感覚の得難さもかみしめています。